バルサラの破産確率とは、フランスの数学者ナウザー・バルサラが著書「Money Management Strategies for Futures Traders」で提案した数学理論です。この理論は、勝率、ペイオフレシオ、損失許容率から、トレードで破産する可能性を算出します。
バルサラの破産確率は、FXトレードにも応用できます。一定のルールに従ったトレードで、破産する確率を計算することができます。
この破産確率は、トレード手法を確立する際に役立ちますが、必ずしも確定的な結果ではありませんので注意が必要です。
バルサラの破産確率を構成する三大要素
バルサラの破産確率は、「損失許容率」「勝率」「ペイオフレシオ」の3つの要素から構成されます。それぞれの意味や計算方法を見ていきましょう。
損失許容率
損失許容率は、総資産に対する損失の許容範囲を示す割合です。つまり、1回のトレードでどの程度の損失を許容できるかを決定します。損失許容率の計算式は以下の通りです。
損失許容率 = 損失許容額 ÷ 総資産 × 100
たとえば、総資産が10万円で、1回のトレードで許容できる損失額が2,000円の場合、計算式に代入すると、2,000 ÷ 100,000 × 100 = 2となります。つまり、総資産の中で1回のトレードで許容できる損失は2%までです。
FXでは、一般的に損失許容率を2%程度に抑えておくことが安全とされています。トレードを行う際には、必ず損失許容率を計算してからエントリーしましょう。
勝率とは
勝率は、取引回数に対して勝った割合を示します。勝率の計算式は以下の通りです。
勝率 = 勝った取引回数 ÷ 総取引回数 × 100
例えば、10回の取引で6回勝った場合、以下のように計算します。
6 ÷ 10 × 100 = 60
勝率は60%です。勝率が低くても、勝った時の利益が損失よりも大きければ利益となります。FXでは、勝率よりもトータルでの利益が重要とされています。
ペイフレイシオとは
ペイオフレシオは、損益率を示します。損益率とは、トレードでの利益と損失の比率です。ペイオフレシオは以下の計算式で表されます。
ペイオフレシオ = 平均利益 ÷ 平均損失
平均利益と平均損失の計算方法は以下の通りです。
平均利益 = 総利益 ÷ 取引回数
平均損失 = 総損失 ÷ 取引回数
たとえば、100回のトレードで利総益が1,000,000円、総損失が800,000円だった場合、ペイオフレシオは以下のようになります。
平均利益 1,000,000 ÷ 100 = 10,000
平均損失 800,000 ÷ 100 = 8,000
ペイオフレシオ 10,000 ÷ 8,000 = 1.25
つまり、ペイオフレシオは1.25となります。
ペイオフレシオは、「損益率」や「リスクリワードレシオ」とも呼ばれます。リスクリワードレシオは、あるエントリーでのリスクに対して見込まれる利益の比率を示す数値です。
バルサラの破産確率は、数学者が考案した複雑な数学理論です。そのため、数学に詳しくない人にとっては理解が難しいかもしれません。しかし、バルサラの破産確率表などを活用することで、計算を簡略化できます。
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